スーパーの青果部門に配属されたばかりのあなたへ。
「野菜や果物ってどうやって保管するの?」「鮮度ってどう守るの?」
そんな不安を持つのは当然です。
この記事では、青果初心者が最初に覚えるべき保管と鮮度管理の基本を、やさしく・分かりやすくまとめています。
【青果保管の三原則|まず覚えるべき3つの視点】
温度管理:冷やしすぎに注意!
・葉物やカット野菜 → 冷蔵庫(5℃前後)
・さつまいも・バナナ → 常温(13℃以上推奨)
湿度管理:乾燥は大敵
・新聞紙や袋で包み、水分を保つ工夫が必要
・霧吹きも効果的だが「かけすぎ注意」
エチレンガス管理:果物と野菜は一緒にしない!
・バナナ・リンゴ・メロンなどはエチレンガスを出す
・他の野菜の劣化を早めるため、保管場所を分けるのが鉄則
【種類別|保存方法早見表で一発確認】

▼根菜類(じゃがいも・玉ねぎ・人参)
→ 常温(冷暗所)、湿気NG、新聞紙で包む
▼葉物野菜(レタス・ほうれん草・白菜)
→ 冷蔵(5〜10℃)、水分保持が大切、ポリ袋や霧吹きを活用
▼南国系果物(バナナ・パイナップル)
→ 常温(13℃以上)、冷やしすぎNG、吊るすと長持ち
▼一般果物(リンゴ・みかん・キウイ)
→ 冷蔵(5℃前後)、他の野菜と混在させない(エチレン注意)
【よくある失敗Q&A|新人がハマる落とし穴】

なんでも冷蔵庫に入れた方が良いですか?

NGです。冷蔵に弱い野菜や果物もあります。正しく判断しましょう。

葉物がすぐしおれるのはなぜ?

湿度不足です。ポリ袋や霧吹き、冷風回避がポイントです。

果物を入れたら他の野菜が傷んだ!

エチレンガスの影響です。リンゴやバナナは別に保管しましょう。

売場に出すと傷みが早い気がする…

室温や照明で乾燥・劣化します。こまめな補充を心がけましょう。
【詳しく学びたい方はこちら】
▼ 葉物野菜の保管と鮮度の守り方はこちら
▼ 根菜類の保存テクニックはこちら
▼ 果物を美味しく管理する方法はこちら
【ダウンロードできるチェックリスト】
現場で役立つ保存温度・湿度・注意点のチェックリスト→保存温度湿度_注意点チェックリスト.xlsx
青果保存方法リスト→主要青果30種 保存リスト
青果チェックリストをダウンロード→青果チェックリスト
【おわりに|“青果の声”を聞ける担当者に】
青果の仕事は、“気づき”が命。
乾燥や熟度の変化、小さな違いを見逃さない人が一流の青果スタッフです。
あなたのひと手間が、売場の鮮度を守り、お客様の満足につながります。
【参考リンク】
・農林水産省:野菜・果物の保存方法

・厚生労働省:スーパーマーケットにおける衛生管理マニュアル
https://www.mhlw.go.jp/content/000872953.pdf・果樹園ドットコム:果物の保存と管理

・グリーンハウス:青果物の基礎知識と保管温度

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